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 愛犬と室内で楽しく過ごす方法

こんにちは、太田です。

猛暑も少し落ち着き始めましたが、皆さんいかがお過ごしですか?

日中はまだ暑い日もあり、特に暑がりな犬たちにとっては、まだお散歩に行かれる時間も限られる日もあるのではないでしょうか。

8月の一番暑い時期は犬の運動量も少なく、運動不足の犬も多かったと思います。

運動不足にならないためにも時間帯限らず、そして季節問わず、雨の日飼い主様の都合で行けない日も自宅の部屋で遊べるものがあるといいな、と思いませんか。

その運動不足解消にぴったりな代表的な物といえば、コングなどの知育玩具

ペットショップやホームセンターでも種類は異なりますが、比較的手に入りやすいものです。

チーズオヤツを玩具の中に入れて、犬がどうすれば中のオヤツを食べることが出来るのか考えながら脳や鼻、口、手、体全体を使って遊ぶ玩具です。

太田の愛犬チェルシー、知育玩具で遊ぶの図

太田の愛犬チェルシー、知育玩具で遊ぶの図

今はネットでも沢山の種類が出ていて、どれがいいのか迷ってしまうほどです。

これらの知育玩具は、飼い主様の工夫次第で犬がとても夢中になれる魔法の玩具になるんですよ。

でも、オヤツを食べたらそこで終わり。

運動量としてはちょっと少なめ。

オヤツばっかり与えていたら太るし、ちょっと悩むところです。

そこで、ちょっとひと工夫することで運動にもなり、飼い主と愛犬が一緒に楽しめる方法があります!

我が家では、愛犬(ラブラドール チェルシー)にコングを見せてその場でマテをさせます。

こちらが隣の部屋のどこかにコングを隠し、犬のところに戻ります。

サーチ(すでに教えている指示語で、“探して”という意味です。)の合図で隣の部屋にコングを探しに行かせ、人の所にコングを咥えて戻ってきたらコングにオヤツをいれて渡してあげます。

玩具、見つけたよ

玩具、見つけたよ!

犬が自ら行動し五感を使い、充分な運動にもなり集中力もつき、ストレス発散にもなります。

最初は同じ部屋の分かりやすい場所に隠して行いますが、犬自身がルールを理解してきたら少しずつレベルをあげていきます。

見えない場所に隠したり、違う階に隠したりとその犬に合ったレベルで行います。

知育玩具に興味がない犬には大好きなボールやオモチャなどを使って探すことも良いと思います。

オヤツが一番大好きな犬には、オヤツを入れたポーチを探させるのもいいですし、物を咥えることが苦手な犬はフードボウルにオヤツを入れて探すのも良いと思います。

とにかく「探す」ことが一つの楽しいお仕事になってくれたらいいな、と思います。

「探す」だけの作業ですが、吠え癖のある犬、落ち着かない犬、怖がりな犬などお悩みがある犬でも玩具を探している間は自分の世界に入り、問題とされている行動が出ずらいことがあります。

理由は色々あると思いますが、吠えることよりも「探す」ことに夢中になり、周囲が気になりづらくなると考えられます。

例えばピンポン吠えをする犬は「玄関で吠える」という仕事をしているわけで、これをピンポンが鳴ったら「探して」の合図で部屋で「オモチャを探す」という仕事に発想を変えるだけで、吠えの問題が解決に近付くかもしれません。

室内で是非「探して」ゲームをやってみてはいかがでしょうか。

そして秋には室内でやったことを屋外で試すのも良いと思います。

外の刺激のある環境の中で、室内でやった遊びが外でも出来るとしたら素晴らしいことです。

チェルシーこんな状況でも知育玩具!

チェルシーこんな状況でも知育玩具!

外でも遊べる余裕があり、大きな自信に繋がります。

是非愛犬と一緒に試して一緒に楽しんでみてください!

 苦手克服術!

こんにちは!
プレイボゥのトレーニングマネージャーの赤堀です。

 

前回は「犬に何かを克服させる時は無理をせずに少しずつ」というお話をしました。

 

それでは、どのように克服させてあげるべきなのか。

 

これは正解はひとつではないので、具体的なやり方を文章で記すのは難しいのですが、犬が苦手に直面した時に、どんなことを大切にしたら良いのかということから考えていきたいと思います。

 

例えば、あなたが出かける前、ケージに愛犬をいれようとして抱っこしようとしたとします。

 

すると、愛犬はあなたから逃げるように離れていってしまいました。

 

「でも、もうすぐ家を出なくちゃいけないから、ケージに入れなきゃ!」

 

と焦ったあなたは、愛犬を追いかけ、もう一度抱っこを試みようと手を伸ばしました。

 

次の瞬間

 

「ガブッ!」

 

あなたは愛犬に咬まれてしまいました。

 

それ以降、愛犬はあなたが触ろうとすると唸るようになってしまいました・・・。

 

こんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか??

 

咬む犬

イメージ画像

 

咬まれると思っていなかったのに咬まれた場合、ショックですよね・・・

でも、ちょっとしたことでこの事態を回避してあげることができるかもしれません。

 

ここで、気づいていただきたいのは、

 

 

愛犬は、いきなり咬んできたわけではなく、まずは“逃げる”ということで意思表示をしている」

 

 

ということです。

 

 

犬は「興味・関心があるものには近づき、回避したいものからは離れます。

 

 

非常に単純なことですが、これに気づくだけでも犬のことを少し理解してあげることができます。

 

では、ケージに入れたい時、抱っこをしようとしたら逃げられる、もしくは嫌がられたらどうしたら良いか。

 

大抵の場合、犬は「これからケージに入れられるんだ」と感づいている場合が多いです。

なので、いつもは問題なく抱っこ出来る犬の場合でも、この時は逃げたり咬んだりするかもしれません。

 

まず、逃げたり嫌がられた時点で、追いかけるのではなく、「どうやったらだっこさせてくれるかな?」ということを考えてあげてほしいのです。

 

例えば、大好きなおやつを使って、犬の方から近づいてくれるようにするとか・・・

 

犬がクレートやキャリーを好きであれば、一度その中に入れて、ケージの中まで連れていくとか・・・

 

そもそも抱っこしないでも、おやつやおもちゃの誘導でケージに入ってもらうとか・・・

 

抱きかかえてケージに入れられることは、犬の気持ちを無視していることになってしまいます。

犬が自分の足で入って行くなど、犬が納得してケージ内に入ることを選択すれば極端に逃げたり嫌がることはなくなるはずです。

 

もちろん、必要な時だけケージやクレートに入れようとするだけでは、なかなか犬もケージやクレートを好きにはなってくれません。

日常生活の中でケージやクレートに慣らす機会をたくさん作ってあげる必要があります。

そして、この時絶対に無理に入れる、ということをしないようにします。

 

しかし実は、もっと楽な方法があります。

 

それは・・・

 

そもそもケージ(クレート)を使い始める時におやつやおもちゃで誘導し、子犬の頃から怖い場所ではない、ということを教えること」です。

トレーニングは「改善」よりも「予防」の方が何倍も楽なのです!!!

 

ハウスに入る犬

ハウスに入る犬

すでにケージ(クレート)をあまり好きではない犬も、上述したように、地道に根気よく慣らしていけば、少しずつ入れるようになるはずです!

諦めずに頑張ってみましょう!!

 

 

ちなみに、抱っこについて少しお話をすると・・・

犬は本来、地面に四つ足をつけている動物なので地面から浮いている時間が長いと、不安になると言われています。

 

また、子犬の頃から抱き癖がついていると、成犬になって不安を抱きやすい気質になる、とも言われています。

 

 

子犬の頃から地面に足をついて、自立することで自信がつき、堂々とふるまえるようになるのです。

 

抱っこ犬

抱っこは良い?!

 

抱っこすること自体がいけないわけではありませんが、必要以上に抱っこをするのは、犬にとってはあまり良いことではないとされています。

 

例えば、犬同士のあいさつの時に、抱っこした状態で相手の犬に近づけたりするのも逃げたくても逃げられない状況なので、非常に危険です。

 

犬のご挨拶

犬のご挨拶

 

人も、自分の意志で近づいたり離れたり、自由にできる方がストレスが少なく過ごせますよね。

 

犬たちには臨界距離(社会的距離)というものがあり、その距離よりも近づいてこられると逃げたり、攻撃行動に出ると言われています。

 

次回はこの臨界距離のお話をいたします。

お楽しみに!

 

 

 いぬのしあわせ

こんにちは!
プレイボゥのトレーニングマネージャーの赤堀です。

 

 

突然ですが、皆さんは

 

「犬のしつけ(トレーニング)」

 

 

というと、どんなイメージがありますか?

 

 

 

・犬のトレーニングって厳しそう

・しつけの料金が高そう

・手がかかる犬に行うイメージ

・しつけを受けている犬は特別な子

・子犬からしつけないと手遅れ

 

 

 

などなど・・・。

 

 

よくある声としては
このような内容があげられます。

 

 

 

果たして本当にそうなのでしょうか??

 

 

 

実は・・・

 

 

 

犬のしつけ(トレーニング)は
子犬から成犬まで、どんな犬にも必要なものです。

 

 

そして、

 

 

「吠えや咬みつき、お散歩の引っ張りなど
問題がある犬だけがやれば良い」

 

 

というのは大きな間違いで

 

 

正しくは

 

 

「問題を未然に防ぐために行う」

 

 

ものなのです。

 

 

しかし、まだまだ現代社会では

 

 

「犬の吠えや咬みつき、トイレの失敗、
お散歩の引っ張りなどに困ってから
ドッグトレーナーに依頼する」

 

 

という認識の方も多く、お金がかかるのも事実です。

 

 

私の一番の理想は、ドッグトレーナーにお願いをしなくても、
飼い主さんがドッグトレーナーと同じくらい
犬の気持ちに気づいて正しいしつけや対応が出来ることだと考えます。

 

 

“犬のしつけ” というと、

 

 

「犬に何かを教える」

 

 

というイメージがあると思います。

 

 

たしかに犬たちにも教えなくてはいけない事は
沢山ありますが、それと同じくらい飼い主さんも
犬を学ぶ必要性がたくさんあるのです。

 

 

犬たちも、

 

 

「もっと僕たち、私たちの言葉に耳を傾けて欲しい!」

 

 

と、思っているかもしれません。

 

 

美味しいご飯やおやつをたくさん食べて

 

 

犬とご飯

犬とご飯

 

 

ドッグランに行って

 

 

ドッグラン楽しい!

ドッグラン楽しい!

 

 

飼い主さん抱っこしてもらって、お洋服を着せて・・・

 

 

愛犬を抱っこ

愛犬を抱っこ

 

 

このような生活で幸せを感じる犬も
もちろんいるでしょう。

 

 

が、これらは本当にすべての犬にとって
幸せなことなのでしょうか??

 

 

「そのご飯は本当にその犬の体に合ったごはんですか?」

「太りすぎていませんか?」

「貴方の愛犬は本当にドッグランが好きですか?」

「他の犬に追いかけられて怖がっていたり、
他の犬を追い詰めたりしてませんか?」

「抱っこしようとすると逃げたり、嫌がる素振りはありませんか?」

「洋服を着せる時に嫌がって、暴れたり咬む素振りはありませんか?」

 

 

大抵の問題は犬の「ちょっと嫌だな」という気持ちに
飼い主さんが気づけないことがきっかけで起こります。

 

 

しつけやトレーニングを行うと、
犬のことが理解できるようになり、

 

 

犬の細かなサインや感情の変化を読み取ることができます。

 

 

つまり、犬との「会話」が増え、
正しいコミュニケーションがとれるようになるわけです。

 

 

犬が「ちょっと嫌だな」と言っていることに
早めに気づいてあげることで、

 

 

どうしたら苦手なものを乗り越えられるか、
一緒に犬と考えてあげることができるのです。

 

しつけ(トレーニング)は
「子犬の頃からしつけないと手遅れ」なのでしょうか?

 

 

確かに、早い方が問題を改善できる可能性は広がりますし、
問題を未然に防ぐこともできます。

 

 

しかし決して子犬の為だけではなく、
どの世代の犬たちにも必要なものが「しつけ(トレーニング)」なのです。

 

 

しつけ(トレーニング)は、「悪い子に必要」なのではなく

 

 

「犬のの良いところを最大限に伸ばしてあげる」

 

 

ものですので、今の生活の中でも
やってあげられることはたくさんあります。

 

 

飼い主がやりたいこと

 

 

愛犬がやりたいこと

 

 

のギャップがないように愛犬のことをよく観察して、
理解して良好な信頼関係を築いていっていきたいですね。

 

 

犬との絆

 愛犬と信頼関係を!

 

 

いかがでしたか?
犬のこと、もっと知りたくなりましたか??

 

 

次回も皆さんがより愛犬を理解できるような内容をお届けしますので、
ぜひ次回もお読みくださいね!