こんにちは!
毎朝携帯電話のアラームが鳴ってもなかなか起きれないのですが、愛犬の『あたち』が「おはよー!!」と顔をピシパシ叩いて起こしにきてくれると、いちゃこらタイムに突入しすぐに目覚められる児玉です(*^^*)
普段はそっけないのですが、朝の甘えん坊なところもカワイイなぁ…とほのぼのした時間を過ごしますが、時々爪があたってしまい、ひっかき傷を作って出社します(笑)
さて、前回は『社会化の意味』をテーマにお伝えしましたが、今回はさらに深いところまで読み解いていきましょう!
『社会化』という言葉は10年前に比べるとだいぶ浸透してきているかと思いますが、“慣れさせる”というところだけが独り歩きし、「たくさんの人と犬などに会わせないと!!」と子犬に様々な経験をさせている飼い主さんがいらっしゃいます。

犬に慣れさせる
その心意気はとってもGOOD!!素晴らしいです(*^^*)
でも会わせることに重点を置いてしまうと犬が嫌がっているサインを見逃して会わせ続けてしまい、逆に犬嫌いにしてしまう可能性もあります。

犬に会わせるだけでなく…!
ただ会わせるだけでなく、「人や犬は怖い生き物ではないんだな」「知らない場所でも怖いことは起こらないんだな」と犬に教えてあげることが大事なのです!
犬の社会化の第一歩は嫌な印象を与えないように様々な経験をさせてあげることです!
では、「これを繰り返せば人や犬が大好きな犬になってくれて社会化がバッチリだね!!」
…本当にそうでしょうか?
実は、『社会化が出来ている=人や犬が大好き!!』ではないんです!!
人や犬がどんなに大好きでも『社会化不足だね』と言われてしまうことがあります。
社会化の意味をもう一度読み解いてみましょう。
社会化とは、犬が今後の人生ならぬ犬生で経験するであろう様々な刺激に慣れ親しませることと前回お伝えしました。
大事なのは、“様々な刺激に慣れ親しませる”の“親しませる”という部分です。
慣れさせるだけであれば、慣れてくれれば大好きでもOKなのですが、親しませるという言葉が入ることで、大好き!!ではなく、身近なものとして感じる状態にするという意味が含まれてきます。
お散歩中に犬を見かけて「ワンちゃんだ!!遊びたい!!」と過剰に反応するのではなく、「ワンちゃんが散歩しているな…いつものことだけど…」と普通でいられることが重要なのです!

フレンチブルドッグさん
犬と出会うことも、知らない人の来客も、初めての場所にでかけることもすべてが過度の緊張や興奮をすることなく『いつものこと』と考えられるようになってもらうことが社会化の最終目標となります。
だからこそ犬と会ったときなどに必ずしも遊ぶのではなく、軽くご挨拶をするだけや通り過ぎるだけにしてあげることも必要です。
人に対しても同じようにかわいがってくれる人もいれば、そのまま通り過ぎる人もいることを経験させてあげることも実は大切なのです。
ぜひ、『社会化』の正しい意味を理解して、「ただの好き!!」ではなく「親しみをもつ」というところを目指して社会化トレーニングに取り組んであげてくださいね!